JCC JOURNAL of Crohn's and COLITIS 日本語版

JCC日本語版とは?

European Crohn's and Colitis Organisation (ECCO)が発行するJournal of Crohn's and Colitis (JCC)誌より、潰瘍性大腸炎をはじめとした下部消化管疾患の話題を中心とした最新情報をお届けすることを目的に、シュプリンガー・ヘルスケアが運営する医療関係者向けのコンテンツです。編集委員により厳選された2論文の日本語サマリーを2ヵ月に1回配信しています。

※通常奇数月の1日に更新ですが、編集の都合上更新時期が前後する場合がございます

隔月(奇数月)1日更新

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現在公開中のJCC日本語版の文献ラインナップ

JCC日本語版 編集委員長のご挨拶

日比 紀文 先生

北里大学北里研究所病院
炎症性腸疾患先進治療センター 特別顧問
慶應義塾大学名誉教授

炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease: IBD)と総称される潰瘍性大腸炎とクローン病は、腸に慢性の炎症をきたす疾患であり、その発症機序は現時点では完全には解明されていない。
JCC(Journal of Crohn's and Colitis)はECCO(European Crohn's and Colitis Organisation)が発行するIBDに関する専門誌であり、基礎から臨床まで幅広い論文が掲載されている。ECCOの熱意ある若手会員の努力もあり、質の高い雑誌となっている。JCC日本語版では、JCC本誌に掲載された原著論文の中から2ヵ月に1回2報を取り上げ、日本語で要約して掲載する。この領域に携わる第一線の専門医の方々が編集委員として論文を厳選し、IBD診療にかかわる日本の医療従事者にとって有益かつ興味深いと思われる情報を簡潔にまとめていただいている。
IBDは、近年の患者の増加とともに診断法・治療法が発達し、未だ根本治療はないものの多くの新治療薬も開発され、速やかな寛解導入と寛解維持治療により、多くの患者が通常の生活を送れるようになっている。寛解維持治療は長期にわたることから、医師だけではなく、看護師、薬剤師、栄養士、社会福祉士などの様々な医療従事者の連携によるチーム医療が重要となっている。このような状況下、専門医のみならず一般医や医師以外の医療従事者の方々が、手軽にIBDに関する最新情報を得られることは重要と思われる。
JCC日本語版がIBD診療に携わるすべての医療従事者の最良・最適の医療提供の一助となることを願う。

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JCC日本語版 編集委員(五十音順)

JCC日本語版 協賛企業

協賛企業より

この度、「JCC日本語版」を創刊するにあたり、その趣旨に賛同し、協賛させていただく運びとなりました。本コンテンツへの協賛を通し、IBD診療に携わられる医療従事者の方々、そして本邦のIBD治療の発展に貢献してまいりたいと存じます。
このたびの支援が先生方の日々の診療の一助となれば幸いです。

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